CliniMACS Prodigy® – 個別化細胞製造システムとして採用

「三重大学大学院医学研究系研究科 個別化がん免疫治療学講座における再生医療の製造システムの 'Decentralization' への取り組み」にて、弊社 CliniMACS Prodigy が細胞製造メインシステムとして採用されました。

2020 年 3 月 13 日
ミルテニーバイオテク株式会社

 今般、三重大学大学院医学研究系研究科 個別化がん免疫治療学講座(代表研究者 珠玖洋 教授)による『再生医療の製造システムの 'Decentralization' への取り組み』において、弊社『閉鎖系自動細胞調製システム CliniMACS Prodigy 』が細胞製造メインシステムとして採用されました事をご報告いたします。
 三重大学では、効率的かつ個別化細胞製造プロセスに主眼を置いた新しいコンセプト実現のため、当該システムとパッケージ型細胞培養加工ユニット(ダイダン株式会社)を用いた再生医療等製品の治験製造を開始します。

 

細胞治療・再生医療の製造上の課題

 現在、細胞治療・再生医療の運用実現化で大きな足枷となっているのが、細胞製造プロセスにおける問題です。例えば、細胞製造施設内の無菌性の維持・管理や作業スペースの非効率化、また使用する機能の異なる複数台機器の複雑な操作やコンタミネーションリスクの存在、そしてこれらを作業する人員の細胞処理の煩雑さや人員の確保など、多くの点が細胞製造コストを引き上げる要因となっています。 

 

細胞治療・再生医療の Decentralization の実現へむけて 

 CliniMACS Prodigy は、シングルユニットによる閉鎖環境下での細胞製造を可能とすることから、欧米では特に CAR-T 細胞製造向けシステムとして広く使用されています。
当該システムが持つ、コンパクトかつ単一ユニットによる細胞製造プロセスを無菌的に実現できるアドバンテージは、簡易的な個別型細胞製造施設 Cell Processing Unit (CPU) での使用にも効果的であり、臨床現場に近接した細胞製造を目的とする三重大学のコンセプト "Decentralization" と極めて高い親和性があると考えています。

ミルテニーバイオテク株式会社は、今後も CliniMACS Prodigy を介した高品質かつ効率性を向上させた細胞製造に貢献して参ります。

 

 

CliniMACS Prodigy について

 CliniMACS Prodigy は多様な細胞種を対象とした閉鎖型自動細胞調製システムです。使用目的に応じて、抗原抗体反応や密度勾配遠心分離による細胞の分離や、目的細胞の拡大培養、そして遺伝子導入などの一連の細胞調製プロセスについて、1 台のみによる自動処理を可能にするスマートデバイスです。
シングルユースの流路系チューブを用いる事で、サンプルバックから最終産物までの細胞処理工程が自動的に実行されるため、従来の開放系作業のような人為的な操作が省略され、コンタミレスおよび同一装置を用いた異なる細胞処理を実現します。

 

CliniMACS Prodigy を用いる細胞製造上のメリット 

各種細胞製造ニーズに応じた様々なメリットが存在します。

  • 細胞処理プログラムを用いた自動処理によるヒューマンエラー、コンタミネーションリスクの回避
  • 閉鎖環境下による細胞処理を実現するため(清浄度グレード A 相当)、従来の Cell Processing Facility (CPF) の構造や環境に捕らわれない細胞製造処理環境の提供
  • 単一装置による細胞処理プロセスの一元化を実現でき、異なる機能を持つ機器を必要とせず、作業環境の効率化や作業人員の削減への貢献が可能

 

問い合わせ先

ミルテニーバイオテク株式会社
〒135-0041 東京都江東区冬木16-10 NEX永代ビル 5F
臨床開発部 細山 剛
E-mail: takeshih@miltenyibiotec.jp
TEL: 03-5646-8910